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ねはんやの日記

大分の温泉町「長湯温泉」で小さなお店を始めました。

臼杵のカフェバーさんぽみち

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私の同級生が営んでるお店。今年の3月にオープンしました。私が臼杵に帰ってきてから何回か足を運び、お店のオープンまでのあれこれを教えてもらいました。厨房機器はどこがいいとか、炊飯器はガスの方が断然美味しく炊ける。とか。融資のことから失敗談まで教えてくれました。これから同業者になるし先輩になります。いろいろ為になることを教えてくれてありがとう!

「さんぽみち」さんはランチタイムにはプレートや牛スジカレー、キーマカレーなどの他スイーツもとっても充実してます。

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店主はほんわかして優しい人柄なので癒されますよ。臼杵にお越しの際は是非足を運んでみて下さい。

 

カフェさんぽみちさんのFacebookページです。

https://www.facebook.com/Cafe%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%BF%E3%81%A1-157141331733159/

店の雰囲気も大切。もちろん料理が美味しいのは大前提。けどやっぱりその店に行きたいかどうかは、店主の人柄だと思う。あの人がいるから会いに行こうって思うもの。

そうだ。私達2人がブランドになるのだ。2人がいるからねはんやに行こう。そう思ってもらえるような店にしなければ。ね。

初のお客様

お店の改装作業をしていると、声をかけてくれる地元の方が結構いる。いつオープンなの?なんの店なの?と。または声はかけないが、うちの前になるとスピードダウンしてじりじりじろじろ店の中を見て行く人もいる。それだけみなさん興味津々、関心を持ってくださってるのね。

今日もじりじり店の前を通る車が。あれ?なんか知り合いに似ている。いやいや気のせいよね?と思ったが、やっぱり知り合いでした。ブログに掲げた店の外観写真を頼りにはるばる福岡から訪ねて来てくれました。私が福岡に住んでいた頃、三線サークルで一緒に活動していた仲間(大先輩です)の田中さん。こんな辺鄙なところまで来てくれました。びっくりやら嬉しいやら。

大工道具や脚立などでごたごたしている店内を案内。こんな感じで、とっても狭いんですよー。って言ったら、カウンターがきて椅子がきてテーブルがきて色々揃ったら意外と広くなるんだよ。と。なるほど逆説的発想。長湯を選んだのもぴーちゃん(福岡ではぴーちゃんと呼ばれてました)らしいね。と肯定してくれた田中さん。ありがとう(泣) やっぱり持つべきは三線サークルの仲間。みんな気にかけてくれてるのね。応援に応えられるよう頑張っていきます。

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お店の前で記念撮影

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店長と私もついでに。

 

昨日はお店の外壁を1日かけて塗りたくりました。いつも見守ってくれてる前の家のおいちゃんが「お!綺麗綺麗!」と褒めてくれた。てへ。新築みたいでしょ?

今日は福岡からの突然のお客様→商工会の方と融資の相談→電気屋さんの現場検証  な1日でした。さて、明日も頑張りましょう。

 

長湯ふるさとふれあい夜市

さてさて、長湯に引っ越してはや10日。

毎日、大工さんのサポートや、自分達でできるペンキ塗りなんかであっという間に毎日が過ぎて行く。やらなきゃいけない事に追われて笑顔も忘れかけている。

けど気付けば世間はお盆。ここ長湯は盛大なお祭りの日だ。露店が並び、どっから来たのだ?って人だかり。私達もほんとは間に合えば出店する予定だったが、なんせ引っ越して間もない。今回は出店はお断りして、お祭りを楽しむ側に。

お店の改装作業をしていたので、お祭りも終盤になったころに出向いた。舞台ではちょうどアフリカのジャンベ集団がドンドコ太鼓を打ち鳴らしていたので、とりあえずそれを聞いて楽しんだ。やっぱり音楽って人の心を溶かしてくれる。日々の緊張をほぐしてくれる。音楽って人間に必要不可欠だなぁ。

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お世話になっている商工観光課の西山さんがポップコーンの露店にいて、大丸旅館の社長さんも隣にいたのでご紹介頂きました。そしたら空き家バンクでお世話になった企画情報課の渡辺さんにも遭遇。お祭りなのでみなさんいい具合にお酒が入って超フレンドリー(笑)渡辺さんにビールをご馳走になって少しお話しできました。お酒を飲みながらだと、「一移住者と役所の職員」の関係性から少し解き放たれて、フランクに話が出来て楽しいひと時でした。ありがとうございました。

お祭りの最後は花火も上がり、夏気分も味わえました。先日引っ越し作業に東京にいた店長は隅田川の花火大会をちら見したらしく、「隅田川の花火大会とどっちが綺麗?」と聞いたら、比べたらいけないでしょ。と返された…そりゃそうか(笑)愚問でした。でも小さい町の小さい花火も風情があって有り難みもありました。

日々の緊張をほぐしてくれた素敵な夜に感謝。明日も頑張ろう。

 

長湯へ引っ越し

一緒にお店をするパートナー(以下店長と呼ぶ)は東京出身。物件の契約が済んだので、引っ越し準備をしに東京へ戻る。約二週間の準備期間。単身のくせになんせ荷物の量が甚だしい。なんとか期間内に荷造りできたようだが、聞けばダンボールだけで50箱を超えたらしい。そしてトラックは3トントラックになるらしい。なんということでしょう。

私はなるべく身の回りの物を増やさないように生きて来た。「身1つ」がモットーな私には考えられない荷物の量である。

ともあれ無事店長の荷物は積み込まれ、その3トントラックがついに長湯にやって来た。積み降ろしに3時間くらいかかったかな。暑い中引っ越し屋さんも大変だよね。

という事で今家中ダンボールに占領されています。どうすんだこれ…どこに置くのだー。私は一人途方にくれるのです。。

 

長湯に引っ越して2日が経ちましたが、朝晩がとても涼しい。夜は扇風機いらず。朝方なんて寒くてタオルケットを引っ被って寝る具合。さすが標高450mの長湯。ん?と、言うことは?! 冬が寒い。という事ですよね?怖すぎる。ここ2年くらい南の島(波照間島)にいたのでまともな冬を越してない。波照間は冬でも10℃を下回る事は滅多にないし、15℃くらいで寒い寒いと言っていた。そんな鈍った体で越冬できるのか。

とりあえず今は涼しさの恩恵に預かって、家の中を住める状態にしなければ!

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工事着工

そんなこんなで大家さんとの賃貸契約を無事結び、いよいよ工事着工。の前に、やっぱり御祓っぽい儀式をしとかないとなんとなく締まらない。

という事で、大家さんから地元の神社の神主さんを紹介してもらい、地鎮祭を行いました。神様にお供え物をして、神主さんが祝詞をあげます。祝詞が建物に響き渡り、とても荘厳な空気に包まれました。さー、いよいよこれから始まるのだな。と身の引き締まる思い。

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とりあえず神主さんに言われた通り、お米・御神酒・塩・昆布・果物・野菜をスーパーで調達しお供えしました。

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無事地鎮祭も終わり、いよいよ工事着工です。

予算の関係上、役所の方が紹介してくださった大工さんはお断りしまして、代わりに私の父が大工を引き受けてくれました。父も歳だし本当に申し訳ない気持ちはあるのだが、少しでも改装費は安くしたい。ここは甘えておこう…。んだんだ。とっくに引退しているが、父の職業は船舶の設計で、大工だったわけではない。けど、「そんぐらい出来るわー。」と自信満々である。ならばその自信に身を委ねることにしよう。

で、床を張ってカウンターを作る作業をこれから始めます。この店舗は昔魚屋さんだったそうで、コンクリートに排水溝がむき出し状態。

壁は左側は腰板が張ってあり、右側は防水パネルががっちり貼られてあり、素人が手を付けるにはなかなかどうして困った状態。

床とカウンターは父が担当。壁は私達2人で漆喰を塗る予定。

これから少しずつなんとかしていきます。

竹田市長にお会いするの巻 その2

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7月3日。とうとう市長とお会いする日がやってきた。自分達はどういう思いでどういうコンセプトでお店をしたいのか、市長に伝える為のプレゼンを前日に練り固め、相方を市長と思い込んで発表し合う(笑)
よし、これでいこう!当たって砕けろだ!


台風7号の影響で朝から強い風と雨。
大丈夫なのか?でも行かないわけにはいかない。嵐の中、竹田市役所に向けて車を走らせる。
私の住む臼杵市から竹田市まで車で約1時間。
初めての竹田市役所。まるで岡城に着いたかと見まごうばかりの城のような役所である。

いざ、出陣!
まずは企画情報課にお邪魔して面談の時間まで待機。「こげん雨やけん今日は来んかと思ったわぁ。」と担当の方。
いやいや、そんなわけにはいかないよ。
だって市長との約束よ?

 

企画情報課の方と商工観光課の方、私と相方の4人で市長室へ。
まずは名刺交換。というかこちら2人は名刺などないので名を名乗り、市長の名刺を頂く。市長の名刺をもらうなんてことそうないぞ!と密かに興奮する。

商工観光課の方が作ってくれた資料に目を通され、「ほう、ほうほう、いいねぇ。長湯にこんな店あったらいいじゃないですかー!」と。
しかし、それから話はあれこれ横道にそれ、私達が前日にリハーサルしたセリフは全く言えず、同席して下さった担当の方から補助金のほの字も出せず…
時間になり、じゃまぁそういう事で、頑張ってね。と激励され、市長室を後に。
THE撃沈。

結局、補助金獲得には至らず、全額自己資金でやらなければならない現実と向き合うことに。
けど、最初からそうあてにはしていなかった補助金だ。どうにか自分達の資金でやれる最善の方法を考えていこう。

市長にお会いするなんてそうないし、貴重な経験になった。有り難いと思うことにしよう。
さ、つぎつぎ!である。

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竹田市長にお会いするの巻 その1

あれから話は二転三転。
やっぱり経験のない2人が始めるのだから最初はいかにリスクを少なくするかどうか。
空き家バンクの物件がいいか支所長さんが紹介してくださった物件がいいか。
はたまた長湯は諦める?
しばらく悩んだ挙句、やっぱりもとの物件に帰り着く。
という事で、なるべく改装費を少なくする最善の方法を考え、保健所の審査が通るにはどこをどう変えれば良いかを所轄の保健所に行き詳細を確認。
むむむ。なんとなく行けそうな気がしてきたぞ。

竹田市役所企画情報課空き家バンク担当の方や商工会の方、商工観光課の方、いろんな方々に支えられ、少しずつ前進。多分、いつももたもたうだうだしている2人の事なので、行政の方々の協力がなかったら、進んでいけなかっただろうな。

そうと決まれば次は補助金だ!とばかりに市の方々が補助金獲得の為に動いて下さり…そもそも今年度は下りないだろうと言われている補助金を、いかに獲得するか。
プレゼン用の資料を作って下さったり、改装費や設備費がいくらかかるのかを出す為、業者さんを紹介して下さったり、商工会の方が私達の拙い事業計画書を練り直して下さったり。

ありがたやーありがたやー。

そしてそして、この物件のななめ前が竹田市長さまのお宅があることもあり、お店をするにあたってのご挨拶と補助金の事も直々にお願いするような形も兼ねて、竹田市役所でお会いする機会を作って下さったのだ。
え??いきなり市長?
これは有り難いを通り越して、かなりのストレス(笑)田舎でお店を開くには避けては通れない道なのだろうか…

困惑の色を隠せない2人なのであった。

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