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ねはんやの日記

大分の温泉町「長湯温泉」で小さなお店を始めました。

再会の宴

昔、波照間生活時代に出会い、波照間や石垣で何度かお会いし飲み語らった鹿児島出身のおじさまがいた。最後にお会いしたのは2年前。その頃、彼は仕事の関係で石垣島に住んでいた。島のあちこちを案内してもらい、お宅にお邪魔して、将来2人でお店をやりたいんですよね〜などと私たちの夢を彼に聞いてもらったりした。

彼はその後は奄美に転勤すると聞いていた。また会おうね〜と言ってあれから2年。どうしてるかなぁ、まだ奄美かなぁと気になっていたある日、連絡が入り、、もう退職されてご自宅のある鹿児島に帰っているとのことだった。私達がお店を始めた事を伝えると、いつか遊びに行くね。と言ってくださった。

 

そんなある日、ほんとに突然、彼はやってきました。電話がかかってきて、「今店の前だよー」まじでー?!

その時所用で竹田に下っていたが、用を済ませ足早に長湯に戻り一緒にお昼ご飯を食べて再会の喜びを噛みしめました。久々に私の顔を見て、「なーんか顔つきが変わったねぇ」と言われた。あの頃(波照間生活時代)は少し憂いを帯び、気怠そうで、どっかしら斜に構えた感じの印象だったらしいが、それが今はないらしい。ww なんでかねぇ。。

そんな彼は2年前と変わらず、むしろ益々若々しく元気そうだった。

退職してからは、昔から持っていたトレーラーハウスをメンテナンスし、それを牽引してあちこちを旅して回っていたそう。お金がなくなると、その旅先々でアルバイトをしてはまた次の旅に出る。気ままな一人旅を楽しんでいたそうだ。

昼食後、噂のトレーラーハウスでコーヒーを頂き、しばし談話。こじんまりしていて快適なトレーラーハウスに興味津々なぴーさんでした。

その夜、秋田に行った時に美味しかったから買ったやつだよーと言ってくれた日本酒で再会の杯を交わしました。秋田の福小町という日本酒。私達好みなスッキリして飲みやすいお酒。するする喉を通ります。突然の再会でお酒もするする進みます。あちこちを旅してまわった時の写真を見せてもらったり、波照間で出会った時の話をしたり、たくさん話ができました。

沖永良部島の話がちらっと出てきて、「永良部百合の花」という民謡を口ずさんだら、相当久々に三線を弾きたくなり、「永良部百合の花」など何曲か歌わせてもらいました。自らの意思で三線弾きたいと思ったのはいつぶりの事だろう。お客さんに弾いてと言われても気が乗らないとすぐに断る癖に。笑 それだけ心動く、心躍る再会の宵でした。

 

次の朝、彼の赤い車と牽引されるトレーラーハウスが店の前を通過する。二階のベランダから、大きく手を振って見送りました。誰かを見送った後はいつも寂しいものね。

 

「夢が叶ったんじゃなくて、夢はこれからだよ。」

そう言った彼の言葉が忘れられない。

 

こんな山奥まで会いに来てくれてありがとう。たくさん元気をいただきました。またお会い出来る日までお互い健康に日々を楽しみましょうね。

 

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